eclipseを使ったAndroidアプリのビルド
必要なツールのインストール
アンドロイドアプリの開発は大抵はJavaを使います。
Javaとは組み込み機器や携帯などのアプリ開発などによく使われるプログラム言語です。
そして、Javaでの開発を支援するのにeclipseというコンパイラやエミュレーターなどのついた総合開発環境ツールを使います。
この環境開発の構築は以下の手順で行います。
- java7をインストールする。
java6はjavaアカウントを作らなければ手に入らないので、すぐに利用できるjava7をインストールします。
java7はOracleのDownloadのページから手に入れられます。
java SE Development Kit xuxx(xは任意の数字)と書かれた所からOSに合わせたインストーラーをインストールしてください。
- インストールを実行する。
java7のインストーラーを実行して、何も設定を変えないままでjava7をインストールしてください。
- Android SDK と eclipse をインストールする。
このページに進み、Download the SDKと書かれたボタンをクリックするとAndroid SDKと同時にeclipseの入った圧縮ファイルがダウンロードされます。
そしてそれを適当なフォルダに解凍します。
上の3つのステップでアンドロイドの開発環境は大体整います。
アプリの開発には解凍したフォルダのeclipseフォルダ内にあるeclipseを実行します。
eclipseの設定
eclipseのインストールが上手くいったとして次にアプリをビルドしたり、エミュレータで動かすための設定を行います。
設定する項目は次の通りです。
- エミュレーターの設定
eclipseの「window」というメニューをクリックし、「Android Virtual Device Manager」を選択します。
そうすると設定画面がでてくるのでそこから「new」ボタンをクリックし、デバイス名やデバイスの種類やSDカードの容量などを設定します。
- 自動ビルドの設定
メニューから「build」を選び、「Build Automatically」という項目にチェックがついているか確認してください。これをチェックしておくと自動的にコンパイルが行われます。
アプリの開発
プロジェクトの作成
eclipseを使って開発を行っていきます。ソースコードやレイアウトなどの全ての情報を統合したものをプロジェクトと呼び、eclipseではプロジェクト単位でアプリを作成します。
プロジェクト作成の手順は以下の通りです。
メニューから「file」をクリックし、そこから「new」(新規作成)というメニューに進み、その中の「Android Application Project」の項目を選択します。
出てきた画面の指示に従ってアプリの名前やアイコンを決定し、すべて完了したあとに「finish」ボタンを押すとソースコード付きのプロジェクトができます。
ソースコードやレイアウトを修正します。ソースコードはeclipse左の「PackageExplorer」のタブから「src」フォルダを選び、そこから編集するファイルを選び、レイアウトは「res」フォルダ内の「layout」フォルダからxmlファイルを選ぶとレイアウト設定ができるようになります。
アプリのビルド
ソースコードやレイアウトをまとめて1つのapk形式の実行ファイルにまとめることをビルドといいます。
アプリをビルドするにはメニューの「Run」(実行)から「Run」(実行)または「debug」(デバッグ)の項目を選択するとエミュレーターが起動し、アプリの実行ができます。
これで形だけですがアプリの完成です。お疲れ様でした!