ライブラリの追加方法
ライブラリの作成
アンドロイドアプリを開発する際に既存のクラス以外にライブラリなどを使うこともあります。そこでeclipseでライブラリを追加する方法を紹介します。
まず、あらかじめライブラリを追加したいプロジェクトを開いておきます。そして次の手順を行います。
eclipseのメニューから「file」-「new」-「Project」とたどり、それをクリックします。
すると新規プロジェクトの画面が出てくるので、そこで「Android」を選び、「Android Project from Existing Code」(既存コードからのAndroidプロジェクト)を選択します。
次の画面ではライブラリのあるフォルダを選択する「Browse...」ボタンを押し、ライブラリのあるフォルダを選択します。ライブラリがあるフォルダならどれでもいいです。
もし、選択したフォルダにライブラリがあればライブラリが表示されるのでその中から目的のライブラリを選択し、「Finish」ボタンを押します。これでライブラリが作成されます。
プロジェクトにライブラリ追加
次にプロジェクトにライブラリを追加するには以下の手順を実行します。
-
プロジェクト上(例えばアプリ名がMyAppならMyAppのフォルダ)で左クリックし、出てきたメニューから「Properties」(プロパティ)を選びます。
-
表示される画面の左から「Android」を選ぶと、「Library」と書かれた枠がでてくるので、「add」(追加)ボタンを押してプロジェクト選択画面から目的のライブライを選択し、OKボタンを押せばライブラリ追加完了です。
これでプロジェクトにライブラリが追加されましたが、これだけではライブラリは使えません。最後に以下のようにしてjarファイルをライブラリに追加します。
プロジェクト名のフォルダのプロパティ画面を出し、「Java Build Path」を選択します。
その画面で「Libraries」のタブを選び、「Add JARs」と書かれたボタンを押します。
追加したライブラリのフォルダにあるlibsフォルダからjarファイルを選択し、OKボタンを押せば、ライブライにあるクラスを利用することが可能になります。
注意点
ライブラリを追加する際の注意点としては次のようなことが挙げられます。
- プロジェクトとライブラリを同じワークスペースに作る。
このようにしておかないとライブラリが選択できません。
- project.propertiesファイルの内容
ライブラリプロジェクトのパッケージ画面の下にproject.propertiesというファイルがありますが、これを開くと
android.library=false
という1行があります。上の場合はプロジェクトをライブラリと認識してしまうので次のように
android.library=true
値をfalseに変更します。
以上の点がライブラリを使う上で注意したほうが良いことです。